バーチャル運慶発願体験について

バーチャル運慶
発願体験
仏像拝観
体験時間:
60
料金:
3,000

浄楽寺の運慶仏を 3Dバーチャル化させ、 VRゴーグルを装着することにより、 実際にはできない新しい3DVR発願体験を提供します。 体験が終了したら、実際の運慶仏を拝観いただきます。

※荒天の際は文化財保護の観点で仏像の拝観ができません

test

発願とは

発願とはその字のごとく「念願を発すること」であり「仏に願いを託すこと」です。

武士の和田義盛とその妻は、戦乱の世にあって、亡き部下や戦相手の極楽往生に加え、自らの極楽往生を願い、浄楽寺の阿弥陀三尊及び不動明王・毘沙門天の造像を仏師運慶に依頼しました。

その依頼を受けて運慶は、5尊を造像し、その願いが叶うようにと、仏像の中に心月輪を納め、仏像を仏たらしめようとお魂入れを行いました。

運慶よりものちの時代には、仏像の中に品物を納める習慣がさらに広まり、仏像を拝する参拝者や檀信徒は時には像内に小さな仏像を納めたり、自らが浄書した写経を納めたりするなどして、仏に願いを聞き入れてもらえるようにと発願しました。

仏師運慶と
浄楽寺の仏像

運慶(12世紀半ば~1223)は平安末期から鎌倉時代に活躍した仏像製作者(仏師)であり、奈良の興福寺の僧侶でもありました。

存在感ある仏像をつくったことで評価され、その時代の名だたる人物に仏像製作を依頼されました。運慶の仏像の存在感とは表面的な写実性にとどまらず、仏像の内部にまでも生命を吹き込むものでした。

運慶は鎌倉幕府初代侍所別当の和田義盛とその妻の依頼により、東国での2作目の仏像を造像しました。それが浄楽寺の仏像です。

浄楽寺の仏像の像内に納められていた仏の魂ともいえる月輪形木札には、興福寺の僧侶である大仏師運慶が小仏師10人とともに造像したことが示されています。

test
test

運慶と心月輪

心月輪とは満月を表す円に浄土の蓮を添えて描き、円の中心に仏を表すサンスクリット文字を記したものです。

悟りを開いた自らの心は円明無垢の月輪であると考え、仏にも同じく心に月輪があると考えて、その心の月輪が自分の心の月輪とつながったときに、仏と一体になれるといわれています。

浄楽寺にある運慶仏の像内に奉納されていた月輪形木札には、製作の日付や、製作者運慶や発願者和田義盛夫妻の名とともに、仏像の力をいちじるしく高める陀羅尼が書写されています。

運慶はこの心月輪をあらわした木札を仏像内の中心に据えることで仏に魂が込められ、それが単なる像ではなく仏となることを願いました。

心月輪とは仏と自分とを繋ぐ、仏に込めた魂そのものなのです。